フランス赤十字社150周年記念
水引の仕事を始めて19年、
10月には20年目に入ります。
未だに腕を磨かなければいけない状況であるけれども、
それでも1年中仕事をしています。
8月は寒中見舞い用のデザインデータの納品があり、
それが終われば個展へ向けて!
と思った矢先、
それは8月1日のこと、あるお仕事の依頼をいただきました。
それは日本赤十字社の方からでした。
 
9月にフランス赤十字社の150年を祝う式典が現地で開催され、
それに出席される近衛社長が記念品を贈りたいとのことで、
それを作ってもらえないかと言う打診。
それも驚くことに、贈り物に関しては、
98年前にフランス赤十字社から
竹田ハツメ(熊本の方/熊本は日本赤十字社発祥の地)さんという看護婦の方が
徽章を贈られたのが最初で最後だというお話。
かなりプレッシャーを感じましたし、制作の時間も限られていましたが、
とても光栄なお話なのでお受けしました。
その98年前に贈られた徽章はとても素敵なデザインで、
それも熊本県の収蔵庫にあると言うので、参考に閲覧しにも行きました。
その他、当時にまつわる色々なものも見せていただきましたが、
本当に素敵で空気感をもらって帰りました。
撮影はさせていただきましたが、
公開する場合はまた許可がいるので残念ながらここでは掲載できませんが
まさかの機会をいただきました。
肝心の作品はA4サイズ程度の額の中に、
フランスの国旗の色を使った雄鳥を水引で作るというご依頼。
雄鳥はフランスのシンボルのひとつでもあり、
(色々学習しました)
それをデフォルメすることに。
8/18に〆切を抱えていたので、それまでは材料などの下準備。
和紙屋のKさん他たくさんの方にお世話になりました。
日赤の担当者のGさんという女性が的確な指示をしてくださるので、
仕事は進めやすかったのですが、
いかんせん、フランスの方が見ても分かる雄鳥を作るのに苦労しました。
水引で全て仕上げるには色々な制限があるので、
そこをどううまくこなせるか、
雄鳥の研究は本物を見に行きたかったけれど、雌鳥ならいるけど・・・と言うことで
なかなか見つからず断念。
とにかく、骨格も含めたくさんの写真や古いグラフィックで研究しました。
鳥は苦手なのに、本当に食い入るように見ました。
8月の後半は寝ても覚めても雄鳥の事が頭から離れず。
ギリギリまで悩み、試作を重ね、
それでも最後の最後でなんとか完成し、
フランス語の文字も手書きで入れ
(緊張しつつも失敗しなかったので、予備の和紙ボードは使用せず)、
家具職人(私は木工作家さんと周りには説明しています)の
小野弥さんにお願いして作っていただいたそれは丁寧で美しい桜の木のフレームに収め、
ドキドキしながら日本赤十字本社へ発送したのが8/31のことでした。
先方に届く9/2までは緊張はとれませんでしたが、
OKをいただきほっと一安心。
近衛社長ご一行は9/7に日本を発たれ・・・・9日に式典。
その後帰国されたGさんが送ってくださったのがそのときの写真です。
(許可を得て公開しています)
パーティーの写真も送ってくださいましたが、ため息の出るものばかりでした。
 
今回制作した作品はこちらです。
A4サイズぴったりで、厚みは50mmで作っていただきました。
(小野さん、本当にありがとうございます!)
大きな写真はWORKSにUPしています。
 
 
この作品を作りながら、私は心とは裏腹にのんきに鼻歌を歌っていました。
それも「青少年赤十字の歌」(タイトルは違うかも)。
小学校の頃、学校が赤十字活動に燃えていたので、
私たちは青少年赤十字のバッジを付け(これがかわいかった!)、
歌を歌い、ボランティアに励み、
海外の学校とグリーティングカードのやりとりをし・・・
子ども時代の一部が走馬燈のように浮かんだ夏でした。
こんな記念すべき年に、98年と言う長い時間を経て
心に残る仕事をさせていただき、
心から感謝し ます。
余談ですが・・・
毎年、干支の仕事が発生する今日この頃、
酉年は3年後なので、2年後の私は鳥制作はバッチリかも?



















 
| 水引 | 05:58 | - | - | pookmark |
水引教室展 vol.2


3/18〜23
熊本県伝統工芸館で水引教室の生徒さんたちの展示会を開催中。
明日が最終日となりました。
私の個展ではないのだけれど、
高校時代の友人たちが来てくれていて嬉しい。
画家、デザイナー、陶芸家、会社員。
みな仕事はそれぞれ。
私は早生まれでやっと51歳に追いついた。

30数名のクラスで、美術科という専門コースだったので3年間変わらず同じメンバー。
いえいえ、波瀾万丈で入れ替わりもあったな。
なにしろ卒業して33年経つ訳です(スゴイ!)
店をやっているおかげで、オープンにみんなに会えるのは嬉しいこと。
長いこと熊本を離れていたので(他の友人たちもそれぞれ)
すごく久しぶりに交流が始まった人もいたりするけれど、
みんな殆ど中身が変わらない。
陶芸家の友人が、3年半前の第1回教室展も観てくれていて
「前よりもレベルがぐんと上がっている。これを維持できるのはすごい」
とほめてくれた。
彼女こそ、作家を続けながら教えることも大先輩で
優秀なお弟子さんたちを育てあげている。
レベルが上がったと言われたことより、
きちんと前も観てくれていたことが嬉しい。

小学校時代の恩師の奥さまが来てくださったり(先生は16年前に逝去)、
先日取材してくださったライターの方や、
以前やはり取材してくださった方、
いつも商品を購入してくださるTV局の方、
お世話になっているギャラリーの方々、
大好きなカフェの女の子たち、
なんとなく展示会になると顔を出してくださる気の合うおじさま、
以前ワークショップを受けてくださった方がお仕事を抜けて来てくださったり、
応援してくださっているお客さま
姪っ子ひかる
などなど・・・
なんだかんだ言いながら、
たくさんの方々が足を運んでくださっていることに書きながら気がついた。

最終日は16:00までなので、残り7時間の期限付きの会場。
楽しもう。
その時しか存在しない空間を。




 

 
| 水引 | 23:21 | - | - | pookmark |
嬉しいこと
先月お正月飾りのワークショップをやらせていただいた
くまもと新都心プラザの方が、
今日お見えになり、
その日のお礼にと、
材料だけ差し上げた
お正月飾りの完成形と
応用して作られた作品をいくつか
見せに来てくださいました。
とっても素晴らしい仕上がりで、
写真撮らせていただけばよかったのですが、
話で盛り上がって忘れる(笑)
手作りがお好きとのことで、
横で見ていただけで
技を習得してくださっていました。
水引に興味を持っていただいたことも嬉しいし、
また次回もやりたいと言ってくださったのも
とても嬉しかったのでした。

そのワークショップの日は
当初の予定をはるかに超え、
30名の参加者 が来てくださり
うちの生徒さん2名にも手伝ってもらい、
ほんとにバタバタと終わったので
反省すべき点も多々あったのですが、
こういう風につながると
ほんとに嬉しい。

お礼のお葉書をいただいたり
(まだそのお礼も言えてないので焦っているが)
ご褒美もたくさんあるんだなと
しみじみした
相変わらず風邪が治らない月曜日の出来事でした。
突発性難聴は風邪のせいか
全く良くならず、ちょっぴり不安でもある。
耳鳴り、うるさいしね。

年賀状も早くとりかからねば!








| 水引 | 22:54 | comments(0) | - | pookmark |
嬉しい日
昨日ご結納が無事におすみになった
奥様からご報告のお電話をいただきました。
ほんとにほんとによいお席になり
お相手の方も喜んでくださったとのことで
お天気もよかったし
なーんにも言うことなしの嬉しい結果に。

おばあさまの代からあったと言う
海老の置物も昨日のお席を
引き立てたのでした。
純金水引をおかけして。



そしてここではまだご紹介できないけれど
私の新しい仕事の作品も
一役買わせていただきました。

| 水引 | 11:40 | comments(0) | - | pookmark |
縄を編むように
JUGEMテーマ:水引クラフト





ほんと今から思うとひどい話なんですけど、
水引を始めて3年目の1998年12月、当時横浜に住んでいた私は
初めての個展をご縁があって、
熊本の「ぐらすはうすレーマーギャラリー」さんにて開いていただいたのですが、
(今はぐらすはうすさんは移転され、店舗メインでいらっしゃいますので
以前のギャラリー空間に会えることはありません)
その時に生まれた私の定番作品のひとつである
「輪飾り」の縄部分は私が作ったものではありません。

作品を作る時、最初にスケッチを幾つも起こすのですが
それが実際に形になるかどうかは未知の部分です。
二次元と三次元の違い、肝心の水引の始末ができるかどうかにかかってきます。

「輪飾り」に関しては、
スケッチが見事に自分の想像通りのイメージで描けたので、
それをどうしても形にしたく、しかし縄が不得意な私は、縄部分を実家の父に編んでもらいました。
ビギナーズラックで初個展は本当にたくさんのお客さまに観ていただくことができ、
注文もたくさんいただきましたので、今思えば父に課したのは結構な数です(苦笑)
父は普段はガンコで恐い感じですが、
私が物作りをするのは喜んでくれるのか、その時はにこにこと量産してくれました。
(父は建築の仕事を今も現役でやっていまして、
私は幼い頃から、青焼きの裏紙に絵を描き、故・清家清さんの図面などを見て遊んだ子どもです)

初個展後、私は反省し多くの技法を自分なりの努力でクリアしてきました。
今書いていても驚きますが、「努力、忍耐、継続」が大っ嫌いなのによくやったものです。
すみません、手前味噌で。

そんなこんなで、こんないい加減な私が水引に出会って18年、先日19年目に入りました。
これまで各地に足を運び、本を読み、人に聞きながら
水引に関する知識を深くし、多くの作品を生み出してきたつもりです。
同じ作品をひとつ作るの時も100個作る時も手を抜かずにやってきました。
(人間だから失敗もありますが)

しかしとうとう体が悲鳴を上げました。
以前から小さな危険信号の噴煙は上がっていたのですが、
両肩の激痛で眠れないという経験を昨年に続き今年も経験してしまいました。
多分このまま同じ調子で制作を続ければ、障害が出てしまうこともあるでしょう。
あと30年(80歳まで)は作り続けて行こうと思っていたので、
これを機に考えを改め、方向転換することにしました。

来年から大量生産をやめます。
長くお付き合いさせていただいているギャラリーを除いて卸もいたしません(米倉涼子かっ)。
そして1点ものを中心に制作して行きます。
水引だけにこだわらず、私の好きなものも取り入れながら。
教えて行くこと、技術を伝えて行くこと、
以前からやろうと思いながら手つかずだった資料を残すこと、
・・・・これらに力を注いで行こうと思います。
個人の方からのご注文はできる限りお受けして行きます。
これまでのような大量注文をお受けする場合は、
可能であれば周りの力を借りてきちんと納品できる場合は受けて行きます。
新たに20ansウェディングでご紹介していただいた
結納品のリメイクにも着手します。

−−−−−−
長い間、私は何かに縛られていたように思います。
体が悲鳴を上げてくれたことももちろんですが、ここが転換期であったのだと思います。
5年ごとに訪れる私の変わるための時間。
忘れていた気がします。
とにかく早速年明けから、もの作りを楽しむことを新しい形にして行きます。
ちょっと新鮮で自由で嬉しい気持ちです。
自分で自分を拘束していたのでしょうね。

これからの私は、縄を編むように(今では縄編みは大好きな技法です)
縒って何かを巻き込んでそして輪になり、
面白く変わって行けたらいいなと思います。
こんなに素直な気持ちになれたのは久々かもしれません。
それだけ今まで片意地をはっていたのかもしれない。
でもこれまでのやり方は決して間違っているとは思っていないし、
むしろやって来れたことを誇りに思います。

さあ、
そのためにもまずは師走のめまぐるしい1ヶ月を無事に乗り切らないと!


 
| 水引 | 03:06 | comments(0) | - | pookmark |
寒い朝




あと数時間で出発ですが
ほんとに寒い>_<

軽めのコートで行きたかったけれど
泣くかもしれないので
変更かな?

同じく今日旅立つ友人からの依頼で
制作した結び箸置き
色の組み合わせはそれこそ無限
ご希望の中で
ぴったり来る組合せが答えだと
思っています

特別色は
ロット3個から承ります^_^
ご注文お待ちしております





| 水引 | 08:21 | comments(0) | - | pookmark |
愛らしすぎる
JUGEMテーマ:水引クラフト

先日書いた七五三の髪飾りのお話。
昨日ご依頼主のOさんから、写真が届きましたのでご紹介します。
瞬間瞬間が想像できるほどに愛らし過ぎて・・・
こんな風に写真を残してもらえたら、
大人になっても幸せな気持ちで過ごせると思う愛情たっぷりの写真です。
鈴も喜んでくださったとのこと^^何よりです。
お伝えしたいことはの全ては
この写真に表われているといますので、ぜひご覧いください。

*フォトグラファーは保坂さほさん
http://www.sahosaka.com/











 
| 水引 | 14:37 | comments(0) | - | pookmark |
七五三のための髪飾り
JUGEMテーマ:水引クラフト

今年の夏に、三歳の女の子の七五三のための髪飾りのご注文をお受けしました。
依頼者のOさんはお会いしたことはないのですが
(このネット社会になってからはそう言ったご依頼は多々あります)
以前からお話することはあったので、
すんなりとお話を飲み込むことができ、お仕事をさせていただきました。

11/15ではなく、10/27にお使いになることが決まっていたので
既にお使いになった後なので、Oさんの許可を受けここでご報告しています。
「最近はおとうさんの方が力が入っているんですよ」
と生徒さんから聞いてはいたものの、
Oさんのお力の入り様はとてもほほえましく、
だからこそ失敗はできないなと心に強く誓っていました。

これまで、水引の髪飾りは美容室経由で花嫁さんのものや、
友人の結婚記念写真撮影用に依頼を受けて作ったことはあるものの
3歳の女の子のために作るのは初めてでした。
そんな私にOさんは金具のことやお着物、被布(ひふ)のデザイン、
お嬢さんの頭に合うサイズなど、事細かな情報をくださり、
ものすごく安心して制作することができました。

私も今回のご依頼のお陰でいろんな調査をし、
ヘア小物を集め、デパートの着物売り場を見たり・・・
短期間にすっかり耳年増みたいになってしまいました(笑)
(ほんとに知らないことがたくさんだし、小物も便利なものが多いんです)
元々手元にあったもの、取り寄せた物、大阪で入手したものなどを駆使し
なんとか納期に間に合わせることができましたので、ご紹介します。
そのうちに実際に着けていらっしゃる写真もお借りできれば
(私が言うのもなんですが、めっちゃカワイイです・笑)
ご紹介したいと思っています。

お着物がターコイズブルーと赤が主だったのでそれを意識して幾つかのデザインを出し、
Oさんに見ていただいた上で最終デザインを決定。
あとはもう作るのみです。
ひとつこだわったのは、最初にご依頼をいただいた時に
お嬢さんのお名前の中に茉莉花(まつりか/ジャスミン)の
「茉」という文字が使われているので
ジャスミンのモチーフを使えないかと打診を受けたことでした。
ゆえにメインの髪飾りには、八重の茉莉花をイメージした花をあしらっています。
写真ではよく分からないと思いますが、
周りに3種類の花(編み方)をそえました。
3歳なので、歩くときに耳の傍で小さな鈴音がしたら嬉しいかな〜など想像し
下がりの部分には鈴を付け(嬉しいかどうかは不明ですが)
制作途中も絵を描きながら作りあげました。

そして・・・
なんとか喜んでいただくことができ、胸をなでおろし、
そして最後には、ただただよかった、嬉しい、の気持ちが残りました。
心に残る仕事をさせてくださった、
Oさん、Mちゃん、いつまでも仲良し親子でいてくださいませ。
本当にありがとうございました。


小さな女の子の場合は、
スリーピン(パッチン留め)で作ります。
ペップやビーズも使用。
赤い水引も色の変化を持たせて。




サブメインのUピン。
スワロフスキー+水引は昔から気に入っています。


玉結びのピンは着物の色に合わせて


こちらも玉結び


最後にこれはオマケのスリーピン



















 
| 水引 | 05:06 | comments(0) | - | pookmark |
掲載誌のこと
JUGEMテーマ:水引クラフト
 
9月と10月に発売された書籍のご紹介をします。
(そのままAmazonにリンクしています)

「25ansウエディング結婚準備スタート 2014春」 
ハースト婦人画報社 2013/9/21発売

この中のブックインブックで結納品のリメイクを提案させていただきました。
担当してくださったのは井手千昌さん。
大好きな尊敬する女性です。

−−−−−
「おしゃれ年賀状SELECTION 2014」
翔泳社 2013/10/1発売

昨年に引き続き参加させていただきました。
既に春頃この仕事をしていたので、頭はお正月モード。
この本のおかげで干支を真面目に考えるようになりました。
感謝!

−−−−−
「おしゃれ年賀状2014」
宝島社 2013/10/10発売

こちらもテイストを変えての年賀状の本です。
内容が似たり寄ったりにならないように苦心しました。
皆さんにご覧いただけたら嬉しく思います。



| 水引 | 03:42 | comments(0) | - | pookmark |
ちょこっと水引
JUGEMテーマ:水引クラフト

水引を始めたのは1995年の10月だ。
とうとう19年目に突入した。
もともと仕事で水引をさわっていたことがあって、興味はあった。
ほんとうにきれいな素材なので今でもいちいち感動する。

始めた頃は嬉しくて、ヘタクソな作品を知り合いにばらまいた。
無理やりもらってもらったということだけど。

作品が増えてくると材料も増える。
同時に増えるのが切れ端だ。
それがもったいなくて、長いこと簡単に結んで(大抵はあわじ結び)
それと手紙を書くときに同封した。
私としてはに何気ない行動だったけれど、
ずっとずっと続けて来た。

でもいつからだろう?
なんとなく申し訳ない気がしてあまりやらなくなった。
ここ数年?
きっと頭の中が忙しすぎて気持ちがとげとげしていたからだ。
初めて数ヶ月前にばっさりと材料を処分した。
あまりにも増えすぎたから。
そのあとくらいから、せっかく結んだのだから
また送ろうと思い直した。
友達への手紙、取引先への文書、通販のお客さまに。
見る見る内に切れ端は減って行き、
最近ではそのために結ぶことも。

気が向いたらまとめて。
難しい結びではなくて、
くるんと結んだだけのものでもやっぱり私にはかわいい。

















 
| 水引 | 23:05 | comments(0) | - | pookmark |
| 1/2PAGES | >>